coup de théâtre

早川聖来ちゃんがすきです

乃木坂4期生でバスケチームを作ったら...

年の瀬なので最後に楽しい記事でも更新しようかと思って筆をとってます。
NBA好きによる、4期生でバスケチームを作ったら、、、という記事です。
4期生のメンバーでバスケチーム組むならこの人がこのポジション/こんなプレースタイルだろうな、っていうのを勝手に妄想したものです。


読んでもなんにも参考になる情報はないくせに、5,000字以上のそこそこボリュームになってしまったので、年末年始に帰省して時間を持て余したときの暇つぶしなどにどーぞ。4期生だけに(?)
 
なお、自分はバスケ経験はミニバスのみ、NBAも2013年のファイナルから見始めたペーペーなので内容に一切の責任は持てません。

 

 

1.ポイントガード

ポイントガードはチームの司令塔であり、チームの攻撃をつかさどる司令塔です。
スラムダンクで言うと宮城リョータ
 
清宮レイ
我らが4期生を引っ張っていく切り込み隊長といえばレイちゃんしかいないでしょ。
PGにしては背が高いのでディフェンスリバウンド取ってそのまま相手コートまでコースト・トゥ・コーストでゴールを決められる強さとクイックネスが魅力。
味方が相手からトラッシュトークを仕掛けられると英語でまくし立てて応戦してしまうためテクニカルファウルを取られがち。

あなたがうちらの太陽なんだよ、概念としての4期生って清宮レイちゃんなんです。
 
 
矢久保美緒
数々のライブや配信で軽妙なトークで相手に話を振りながら盛り上げていく矢久保はポイントガードにピッタリです。
パスファーストで堅実かつ試合の流れを壊さないポイントガード
シュートはそこまで上手くないけど、周りに気持ちよくシュートを打たせることができるので、矢久保が出てる間はボールがチーム全体でよく回る。
さくちゃんと同じ時間に出るとさくちゃんへのアシストつけたくてさくちゃんへのパスが増えるけど、さくちゃんはそれを平気で他の人にエクストラパスするので意外とアシストつかないのが悩み。
 

2.シューティングガード

PGの補佐としてボール運びをするだけでなく、スピードやシュートの上手さを活かして点を取ることが求められるポジション。
スラムダンクで言えば三井寿であり、マイケル・ジョーダンコービー・ブライアントもこのポジションです。


 
 田村真佑
とにかく気が利くコンボガード。
ポイントガードが苦しんでればボール運びを手伝うし、 スイッチディフェンスも上手いし、その時チームに欠けているものを的確に埋めてくれる存在。
便利屋のように使われているので気づかれないが実は得点力もめちゃくちゃあるので、他のチームではエースになれるのでは?ってなる。
まゆせーらのピックアンドロールは、そのまままゆたんがドライブしてもいいし、せらちゃんへアリウープもできるし、ポップしてせらちゃんが3P打てたり、攻撃が多彩なので最強です、たぶん。
 

 
掛橋沙耶香
守備は全くできずどんどん抜かれていく。でも3Pに定評があるシューター。
全然保険をかけようとしないので味方がリバウンド取れる体勢に入る前にポンポンスリーを打つし、シュートセレクションも悪い。
でも調子がいいときはそれが全部入るので、劣勢でも一気にチームの流れを持ってくる。
試合の流れとか全く関係ないので控えから出てきて平気で20点取ったりする。

このチームには絶対に必要な存在なので、もし戻ってきてくれることがあれば、嬉しいな。
 
 

3.スモールフォワード

バスケに必要な要素をオールラウンドに求められるポジション。
バスケ漫画の主人公ってだいたいこのポジションなイメージがあります。
スラダンで言うと流川楓(主人公じゃないじゃん)。
 
遠藤さくら
うちのチームのエーススコアラー。
もともとはディフェンスが好きで、長い腕を活かしてリムプロテクトもできる優秀なディフェンダーだったけど、チーム状況から点を取ることも求められるようになった結果、ウィングとして中に切り込んでも外から撃っても点を取れるようになった。
そう、まさに乃木坂のカワイ・レナードです。
1点差で負けてる残り15秒のタイムアウト中に最後のボール託されるって言われた時に「えー、無理だよ〜」って言うけど腹は据わってるタイプ。
ただ、優しすぎるのでそんなクラッチタイムにボールを託されても平気でノーマークの味方にパスをしちゃう。

あんたが決めんで誰が決めるの。

でもそれも良さだったりするのよね。
 
4期生のエースと言ったらもうさくちゃんしかいないと思うんですけど、4期生の中にいるときのさくちゃんって点を取りに行ってない感じしませんか。
自然体というか、周りが楽しそうにしている空間が楽しいというか。
そんな感じで試合も楽しんでそう。
 
 
佐藤璃果
控えのSFだけど、ガツガツゴールへ迫れる良い意味での我の強さがある控えスモールフォワード
多彩な得点の取り方ができる一方で、意外とディフェンスに脆さもあるけど、チームの流れを変えられる大事なピースです。
なのに本人は自分のことを器用貧乏って思って悩んでる。
ちゃうねん、このまますべての能力を伸ばしていったあなたはきっとエースになれる可能性があんねん。
 
 
筒井あやめ
今年のドラフトでロッタリーピックされた期待の新人。
新人なのに物怖じせずにクラッチタイムでも平気でガンガンシュートを打つ強心臓ぶりを発揮してる。
ポイントガードのレイちゃんのことが好き過ぎて、レイちゃんからのパスを常にもらいたがるし、レイちゃんがスキップパスであやめんを飛ばすと拗ねる。
(本当はチームマスコットにするか悩んだ)
 
 

4.パワーフォワード

SFよりもフィジカルが求められて、より身体を張ることが求められるポジション。
スラダンで言うと桜木花道です。
 
賀喜遥香
うちのダブルエースの一角。
実はプレイが脳筋でボール持ったらガンガンゴール下に切り込んでいき、スリーポイントはちょっと苦手。
だけど、ゴール下に切り込んでファールを受けながらのレイアップでとにかくボールをゴールに通して3点プレイを取ってくる。
めちゃくちゃ真面目なのでシュートを連続で外すと気にしてちょっと消極的になる。

ただ、調子に乗ると桜木花道くらい観客を煽ってくのでテクニカルファウル吹かれてシュンとしてる。
周りはみんなあなたを信じるんだから気にしなくていいのよ。あなたは調子に乗ってるくらいが最強なのよ。

 

観客席を煽るかっきーの図

 


 
早川聖来
どんな相手にもついていけるのでポイントガードからセンターまでオールスイッチで守れるエースディフェンダー
仲間のためならどれだけでも頑張るし、乱闘起きたら真っ先に駆けつけて盾になる、あなたがドレイモンド・グリーンだったのね、、、!
パワーフォワードにしては3Pも打てるし、柔軟性を活かしてにゅっと手を伸ばしてリバウンドも取れる。

でもいちばん得意なプレイは"サークルクラッシャー"の異名を取る通り、ゴール下へのドライブだったりする(それはペイントクラッシャーだよ)。
このチームが大差で負けているときのオプションとして、せらちゃんをセンターに置いたデスラインナップでのスモールボールという伝家の宝刀を切ります。
 

 

5.センター

チームの大黒柱として、ゴール下で戦い、ディフェンスの中心となり、リバウンドを拾うポジション。
一般的には外角のシュート上手くないことが多いけど、最近のNBAだと動けてシュートも打てるビッグマンが増えて怖いです。
スラダンで言うと赤木。
 
金川紗耶

やんちゃんはダンスの華麗さもそうなんですけど、一番すごいなーと思うのはその愚直さです。

だからこそやんちゃんは言われたことは忠実にこなすし、どんなに不利な体勢でもリバウンドに飛び込む実直さを持つラジコン系センターです。
自分からシュートクリエイションするのは得意じゃないけど、味方からのパスで決めるアリウープダンクの華麗さはチーム随一。絵になるポスタライズダンクを決める。
 


弓木奈於
確かお父さんが社会人バスケの選手だったということで、いちばんバスケが身近にあったメンバーかもしれません。

味方からの多少無茶なパスでもしっかり収めて得点につなげてくれるセンター。
センターなのにトリッキーなパスを得意としてるけど、たまに味方が感じられてなくてボールがただ変な方向に飛んでいくだけに見えてちょっと損をしてる。
あだ名はジョーカー。そうですあなたが乃木坂のニコラ・ヨキッチです。
ゴール下で常に声出してるけど、正直何が言いたいか周りはあんまりわかってない。でも雰囲気◎。
 
あと全く関係ないけど、月刊バスケットボールのインタビューで部活中におススメの曲を聞かれて、

「練習中は『ひと夏の長さより…』です。スカッとする曲なので、厳しい練習でも元気が出ると思います。そして、疲れたときや、もうやめたいと思ったときは『泣いたっていいじゃないか?』です。すごく迷って心が折れそうになったときに聞くと、『また頑張ればいいか』『たまには休んでいいだ』と思える曲です」(月刊バスケットボール2022年6月号より)

ってのは今でも理解できてないよ、弓木ちゃん………(ひと夏を聴くと泣いちゃう身体になってるせらオタより)
 
 

6.その他の人々

そうです、選手だけでは16人埋まらなかったのでバスケにかかわるそれ以外の役職もどんどん4期生で埋めていきます。
 
ヘッドコーチ
鈴木絢音
初の、そしてなぜか4期生以外からのピックは絢音さんです。
4期生で埋めてくって言いながらいきなり2期生登場させてごめん。
 
なんか絢音さんって4期生への解像度が異常に高くないですか?
卒セレで4期生と歌った曲が『キャラバンは眠らない』で、センター横はせらレイ、って曲もフォーメーションも完璧だし、新4期生(死語)組との『ボーダー』も涙なしでは語れません。
4期生以外で数少ない、弓木ちゃんすら完全に制御できそうな絢音先生がヘッドコーチです。
 
 
アシスタントコーチ
黒見明香
くろみんを見てると、シンプルに偉いなって思うことがたくさんあるんですけど、中でも5期生にいちいち話しかけに行ってるのは本当にすごい。
頭の良い彼女なので、おせっかいって言われる可能性も踏まえた上で、それ以上の全体最適だったり、根源として人に喜んでもらうことが好きだったり、って感情からそんな行動を取っているように思います。
だからこそ、くろみんはアシスタントコーチしてほしい、常にチーム全員をしっかりと見ている優秀なアシスタントコーチ。「最近どーよ?」って言いながら選手の調子を把握してる。
下部リーグのチームではヘッドコーチを務めており、まだまだ未熟な5期生に熱血指導をしてるという噂。
 
 
通訳
北川悠理
タイムアウト中にHCの指示を訳してるけど、正確な翻訳を心がけすぎてスローペースなので半分も訳さないうちにタイムアウトが終わってる。
でも顔を見るだけで癒やされるのでこのチームにはぜったいに欠かせない存在。
あれ、このチームに外国人選手っていたっけ……??
 
 
チアリーダー
松尾美佑
ハーフタイムショーでめちゃくちゃ華麗にロンダートからのバク転を決めるので、観客がトイレいく暇なくて困ってる。
チアリーダーだから試合中は可愛く応援してると思いきや普通にぼやき風のヤジを入れてる。ついでにチームのマスコットの人形をひたすらニギニギしてる。
ちょっと怖い。
 
 
GM
林瑠奈
確か映像系の大学に通ってると思うんですけど、MVを自作したり、他の人のためにリリックを作ったり、そういうことができるのは乃木坂メンバーのことをきちんと見ているうえに、ビッグピクチャーを描いてそれを形にできる強さがあるんだと思います。
ついでに林さんって偏差値的な頭の良さ以上に、地頭の良さを感じることが多いです。
だからこそ、林さんにはチーム全体の方向性含めたビジョンを描き、選手の編成や移籍交渉を担うゼネラルマネージャーです。
 


マネージャー
柴田柚菜
ちょっと頭が良くて、制服がダサめのブレザーの高校で、1.5軍でバスケ部のマネージャーをやってくれる人、といえば柴田柚菜ちゃんしかいません。
 
あれ?これってプロチームの設定じゃないの??ってあなたは正解です。なんで高校生のマネージャーがいるんだろね。
でもエースの賀喜遥香ちゃんが自分のミスで負けてしまった試合の後に体育館裏で一人で落ち込んでたら柚菜ちゃんが来て「なに〜、落ち込んでんのー」って慰めにいく絵が見えてしまったんですもの。
 
 
記者
久保史緒里
NBAの記者といえばオフシーズンのトレードが盛んになる期間には、文字通り一晩中移籍情報をツイートしまくってます。その神出鬼没かつ莫大な仕事量っぷりに、ESPNNBA記者のWojnarowskiなんかは『#woj寝ろ』ってタグすら誕生してます。
乃木坂でそんなに昼夜関係なく仕事しまくっていて、小ネタまで拾ってくる細かさのあるメンバーといえば…………そうです、久保史緒里さんです。

 

 

乃木坂ちゃんがバスケユニ着てる貴重なショット

 

以上、書き始めたらなぜか4期生以外もふたり入ってしまいましたが、いかがでしたか?

乃木坂全体に話を広げると、BリーグのSR渋谷でチームナビゲーターをしていた相良伊織さんとか、お見立て会でいきなりウィザーズのユニを着ててNBAクラスタがざわついた菅原咲月ちゃんなんかもバスケとのつながりがあるし、てれぱんもバスケ部だし、野球だけじゃなくてバスケも盛り上げていってくれると嬉しいです。


こっちの完全なる自己満足にお付き合いいただきありがとうございました。

4期生映画を頑張って大ヒットさせて、毎年GWに公開されるくらいのビッグタイトルの映画にして8作目くらいまで行ったらバスケ映画作ろうね!!!!!!

4期生大好き!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

推しをずっと覚えているために香水を買った話。

 

海外旅行ではなるべく初日に香水的な香りもの買うようにしてて、それを滞在中ずっと使い続けると帰ってきてからもその香り嗅ぐだけで旅行の楽しい想い出が蘇って好きなんだけど、それを推しでもやっていいかな

— でぃん (@din_senin) June 20, 2023

 

この夏を最高にさせるような、推しを思わせるような香水買って8月末まで毎日使い続けて、その香りを推しが卒業するまでの2ヶ月を記憶させるための分霊箱にしたいんですけど

— でぃん (@din_senin) June 20, 2023

 

というわけで新しい香水を買いに行きました。

この記事は自分がどうしてこの香りを選んだのか、将来の自分に向けた備忘録として残すものなので、読んでも全然楽しくないと思います。それでも良ければぜひ。

(マジで推しの話は全然出てきません。ポエミーな文章です。聖来ちゃんの卒業にあたって書きたいことはたくさんあっても文章が取っ散らかってしまい書いては消しを繰り返して諦めました。。)

 

 

 

どうせ買うなら絶対にニッチフレグランスにしようと思いました。

だって街中歩いてておんなじ香水してる人がいるたびに推しを思い出して泣きそうになるの嫌じゃない???

 

 

まず最初に行ってみたのはLe Labo(ル ラボ)。

www.lelabofragrances.jp

(代官山のお店はどっかで見たことあるよなーって思ってたら、けやかけのご褒美ロケで織田奈那ちゃんが香水買ってた店だ)

このお店は買うとボトルに好きな言葉を印字してくれるから、「AI GA TARIHIN」って入れたくなって。

 

気になったのは↓の二つ。

・サンタル33

そうです、名前に33が入っているからです。

嗅ぐとウッディ系の香りの中にわりとスパイシーさやタバコみ。アメリカの男性っぽい香りだな、と思ったのもそのはず、「インスピレーションソースは、一人のカウボーイが広大な空の下、馬に寄りかかり優雅にタバコをふかしている光景。」とのことです。

推しのイメージとワイルドさがあまりマッチしていないように感じたのでパス。

 

 

・アナザー13

どこにもない香り、という点では際立っていたのがこれ。あと自分13日生まれなので、13って数字にも弱い。

都会的な香りで、もっと言えばとっっっても人工的な香。トップはわりとさわやかなミントのような何か爽やかな囁くような香りなんだけど、だんだん肌に乗せて時間が経つと急に金属っぽさを帯びてきて、肌に金属の薄い膜が貼っているような感じ。

推しとの思い出をだれとも邪魔されない2人だけの閉ざされた世界と定義づけるならこれがいいかも。

目を瞑って嗅ぐと、推しが休業直前の余裕がなくて心の中の奥のほうの声を掬い取ってあげられてないころの想い出が呼び起されそうになったので止めました。

 

 

 

次に行ったのが、本命のフエギア1833。香水沼にハマる人がいつかたどり着くといわれてるあのブランドです。

fueguia.jp

気になっていたのはもちろんブランド名に33が入っているから…ではなくて、主にこの2点が大きかったです。

・普通の香水は使用期限が未開封で3年、開封したら1~2年くらいと言われていますが、フエギアの香水は使用期限がなくて、少しずつ香水が熟成されていって香りが育っていくこと(一生亡霊するつもり??)

・1つの香水は一度に400本しか作らず、シリアルナンバーが振られていて、同じ香りでも作るエディションで香料も変わるため、同じ香りは今このタイミングでしか手に入らないこと

 

 

フエギアの店内って香りをためておく用のフラスコがずらっと並ぶ、おしゃれというより魔法学校みたいな店内でした。

黒ずくめの店員の方に

「今日からちょうど8月末まで使う香水が欲しいです。抽象的で申し訳ないんですけど、この夏をどうしても最高にしたくて。例えば、大好きな人がいるとして、その人と思いっきり遊んだり会えるのがこの夏だけだとしたときに、いつかこの先、香りを嗅いだらこの夏を思い出せるような香りが欲しいです。だから単純ではない、わかりやすくない香水を探してます」

という何とも難しい質問をぶつけてしまいました。

(今質問見返したらマジでメンヘラ質問過ぎてゾワゾワしてきた)

 

その中で店内をぐるりと1周しながら店員さんにおすすめされた香りをひたすら嗅いでいきます。これは違う、あれも違う、、、とやっていき最終的に残ったのがこの2つでした。

 

・Cactus Azul

香りだけで選んだのに名前に「Azul=青」が入ってるの、自分天才か!??となったやつ。

香った瞬間に夏!!ってなって、それもただ爽やかなだけじゃなくて海のミネラルさや生い茂った森林の湿度の高さみたいなものも感じつつ、とっても良い香り。

どっちかって言うとアオブル期あたりのこれからどんどんいくぞ!っていうちょっと青臭さ?みたいなのも残るような聖来ちゃんって感じ。

あと、香りはウルグアイの「青いサボテン」をイメージして作られていて、ウルグアイ!?カバーニじゃん!!!ってなった。

肌に載せてすこし時間を空けて嗅いでみると、若干だけサボテンでいうところのトゲトゲ感というか、海のミネラル感なのか、ちょっとだけ引っかかる感じを覚えたので止めた。

でも夏にバシャバシャ使えそうでいい香水。

ついでに言うと、サボテンって言われると悠理ちゃん思い出しちゃう。

 

 

Alma

最終的に買ったやつ。

マリンテイストな香りのすぐ後にウッディな要素を感じ、そのあとに複雑で前に出すぎない丸みのある甘さ、フローラルが広がった。

カモミールを感じるのも「4期生じゃん…」ってなった。

 

この香水はスペインのメノルカ島を舞台にしている香水だそうで。

メノルカ島の透き通った青い海、降り注ぐ太陽、森、いろんな文化が入り混じった街の要素を確かに感じる香水でした。

そして、店員さんからの「これは調香師がメノルカ島での夏の青春のような想い出にインスピレーションを受けて作った香水なのですが、その青春というのは、いま目の前に広がっている楽しくてしょうがないという青臭い青春ではなくて、大人になって振り返って思い出す青春であり、そこに少しだけ儚さがあるんです」って話でなんか泣きそうになった。

 

最終的に、肌に載せた迷ってる二つの香水それぞれを目瞑って嗅いだ時に、こっちのAlmaからは、「ここにはないもの」のMV撮影の時の聖来ちゃんを感じました。

花に包まれて、柔和で、すこしだけ儚げな聖来ちゃん。夏が好きで、太陽の下でほほ笑む聖来ちゃん。

この写真を香りにするとしたら……っていう香水でした

 

この前のリアグリで聖来ちゃんを初めてゼロ距離で見たときに、その柔和で素敵な笑顔がいちばん印象に残ったので、それをしっかり記憶に留めておきたい。

そう思って、この香水を買うことにしました。

(くっそお高かったけど、これから先はfortuneくんにあんま貢がなくていいと思うと多少の買い物は全然許せるね!!!!)

 

 

木箱に入ってる香水は初めて。

 

今日から8月末まで毎日この香りを身にまとっていきたいし、聖来ちゃんのタオルだったりグッズもそれとなくこの香りをまとわせたいです。

ぜったいに、忘れないために。

 

そして毎年夏になったらこの香りを嗅いで、大好きな推しと、その推しを応援していた楽しい時間を思い出すんだ。

 

 

 

以上、亡霊まっしぐらムーブのレポでした。

 

そういえばセレスに推しへの想いを書き連ねた怪文書を送った結果の推し香水も発送連絡がきたのでそのうち報告します。

www.celes-perfume.com

ドラマ『サムのこと』と乃木坂46の4期生たち

もうすぐ11回目の乃木坂46のBIRTHDAY LIVEがやってきます。

4期生大好きなわたしとしても、そろそろ準備運動はじめようと思って、ひっさしぶりに4期生が出演する『サムのこと』を観返してみたら、やっぱり好きすぎて感想があふれ出てきたのでここに書きなぐっておこう記事です。

(もう配信から3年も経つんですね、、、!)

 

『サムのこと』。4期生が初主演したドラマで、dtvで配信されています。

https://video.dmkt-sp.jp/ti/10032751/?referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.com%2F

 

わたしはこのドラマが坂道関連の数ある作品の中でもトップクラスに大好きで、それはもちろん推しの早川聖来ちゃんが出演しているってこともあるんですけど、それ以上に、4期生の置かれた境遇とストーリーが共鳴しているように感じる部分が大きいからです。

 

この『サムのこと』は、解散した売れないアイドルグループのメンバーたちが、センターだったサム(遠藤さくら)の死をキッカケにお通夜でもう一度集まることから始まる物語。

過去の思い出話をしていく中で、サムのことを思い出し、自分の人生との関わりをかみしめる。

 

この作品の構造はベケットゴドーを待ちながら』、朝井リョウ桐島、部活やめるってよ』とおんなじだと思っています。

ゴドーを待ちながら』は、主人公のふたりがいつまで経っても来ない救済者ゴドー(GODのもじり、つまりは神を暗喩してる)を待ち続ける不条理演劇です。
(むかし脚本読んだけど不条理すぎて意味分からなかった、1950年代当時の価値観で読めばもっと理解できるのかな??)

 

そして『桐島、部活やめるってよ』も、劇中には一切登場しない男子バレーボール部のキャプテン桐島が部活をやめることによって、その周りの高校生たちの青春の日々に大きなうねりが起きる物語です。

 

つまり、どちらの作品も、ゴドーもしくは桐島という圧倒的中心の存在がいなくなって、その不在に右往左往する人たちを描いた物語。

 

ひるがえって『サムのこと』。
宇田川ホワイトベアーズという売れないアイドルグループ。センターがいなくなって解散し、そのセンターが亡くなったことで集まるメンバーたち。
残されたメンバーたちは、いなくなったサムとの喪失に向き合っていく姿が丁寧に描かれています。

この物語も「不在の中心」を描く作品であるということです。


しかしながら、上記の2つの作品との(そしてドラマ原作となっている西加奈子著『サムのこと』との)決定的な違いがあって、それは"圧倒的中心"を失ったメンバーたちそれぞれがその喪失(そしてサムとの過去の想い出)と向き合って前向きに歩きだしていくところだと思っています。

 

原作では飄々と自分たちの運命を眺めているように見える主人公たちが、ドラマ版ではその描き方の印象が全く異なること。

ドラマで”不在の中心”であるサムを演じるのが、誰よりも乃木坂を体現し、1期生の面影を誰よりも色濃く身に写す遠藤さくらであること。

西野七瀬」と最後の最後に邂逅し、「白石麻衣」を無観客ライブで送り出した4期生たちがこのドラマを演じていること。

 

そんないろいろな要素から、わたしはこの登場人物たちの姿を、"1期生"という圧倒的な中心、センターを失っても悩みながら傷つきながら前へ進み続ける乃木坂46というグループに重ね合わせてしまいます。

そして、1期生の面影を思い起こさせ次世代に向けて大きな期待のかかる4期生たちがこのドラマを演じることに、勝手に大きな意味を感じています。

 

このブログを読んでいる人の大半はもう見ていることと思いますが、まだという方がいらっしゃったら1話はYoutubeでも観れるのでぜひ。

【公式】dTVオリジナルドラマ「サムのこと」第1話〈乃木坂46 4期生出演!〉 - YouTube

 

 

このドラマの後、大きな期待を背負った(背負わされた?)4期生たちは少しずつ羽ばたいていき、いろんなことがありました。
4期生でまとまっての仕事は減り、メンバーが全員揃う仕事は少なくなり、去年の6月からは4期生全員が一緒に舞台に立ったライブはありません。
残念ながら今回も全員揃ってのライブを迎えることはできなさそうです。

それでも、最後の1期生である真夏キャプテン(偶然にも『サムのこと』に出演してる!)の卒コンもあるこのバスラの中に、4期生ライブがあることは偶然でしょうか。

これからの乃木坂を作っていく4期生のライブをこのタイミングで見れることを噛みしめて、大事に受け止めようと思います。

www.nogizaka46.com

 

 

最近のバスラ配信で出てくる4期生メンバーがみんな4期生ライブに自信がありそうで、期待値上がりまくってますが、きっとそれを超えるものを見せてくれると信じています。

(楽しみ過ぎてすでにスマホのメモ帳で4期生ライブの感想書き始めてるのは秘密。)

 

以上、4期生ライブが楽しみ過ぎるオタクによる『サムのこと』語りでした。

 

 

 

ここから下は作品というよりはメンバーへ対する感想です。4期生大好き。

 

さくちゃん。

遠藤さくらの底知れなくて捉えどころのない演技の良さを早く他の映像作品でも見てみたい。そんな気持ちに強くさせる作品でした。
春夏秋冬/フォーシーズンズで『焔』上村松園筆とのコラボにおける情念の具現化だったり、『ボーダレス』の演技だったり、ああいう演技をさせたときの遠藤さくらの強さは坂道でもぶっちぎりだと思うのでどうか良い作品と巡り会ってください!
ぜっっったいにゆるふわ学園モノのヒロインなんかをやらしてる場合じゃないよ!!!

 

聖来ちゃん。
いちばん難しい第一話の狂言回しを演じる聖来ちゃんは演技が細やかで本当に映像作品向いてると思う。
このあと、『あかんたれ Two sissies』で演技の自然さというか凄さみたいなものを見せつけられて、わたしはどうしようもなく聖来ちゃんの演技に魅せられているので、いつかお芝居を見れる日がまた来たら嬉しいなぁ。

 

まゆたん。
酒浸りまゆたんの解像度の高さがえぐい。以上!
二日酔い風呂上がりまゆたんのビジュが良すぎて何飲んで潰れればそんな可愛くなれるんだろ、ハイボールで潰れればええんか!??

(飲み会で「じゃあ同じの3つで」が一瞬流行って、そのせいで酔い潰れたこともいい思い出)

 

おかけ。

おかけは当時からビジュがいちばん完成されてるし、メイキングで子役とかメンバーへお姉さんしてるところが良すぎてメロメロになっちゃった。
ハニーズみたいな振り切った演技もできるし、本当に器用。
(今回たくさんおかけを見てとっても寂しくなっちゃった。いつまでも待ってます。)


やん。
まだまだ演技は不器用だったけど、本人の心の底からの明るさ、前向きさみたいなものがうまいこと役にも合ってて素敵。
占いハマって借金まみれだとしても、最後まで幸せそうに生きてくれそうだもん。

 

そして『I see...』はどんなドラマのEDに持ってきてもぴったりだよね、本当にモンスター楽曲だよ、、、!

4期生ライブでコールあり『I see...』を浴びて、それをもって自分の人生という物語のEDシーンとしたいくらいです。

みんな、4期生ライブ楽しもうな!!!!!!

 

2022年坂道個人的大賞発表会(推し以外編)

前回、2022年の坂道関連で心に残った活動を書き記してみたら、見事に推しの早川聖来さんの活動ばっかりになってしまいました、反省。

din-senin.hatenablog.com


今回は推し関連をいったん脇において、それ以外の坂道関連で今年自分の心に残った事柄をそれぞれの分野で1つずつ書き記しておこうという、単純に自分の備忘のための記事です。

楽しかった想い出の瓶詰作業。
 

ライブ大賞

坂道関連で会場に行ったライブは下記のとおりです。
・2月10日『新内眞衣卒業セレモニー』
・2月23日『5期生お見立て会』(ライブなのかな?)
・3月26日27日『29thSGアンダーライブ』
・5月14日15日『10th YEAR BIRTHDAY LIVE』
・6月26日『乃木坂スター誕生!LIVE』
・7月24日『乃木坂46 真夏の全国ツアー2022』広島公演Day2
・8月6日『Summer Fun』お昼公演
・8月29日-31日『乃木坂46 真夏の全国ツアー2022』神宮
・10月15日16日 櫻坂『2nd TOUR 2022 “As you know?”」』宮城公演
・12月6日『新・乃木坂スター誕生! LIVE』
・12月11日『Winter Fun』
・12月19日『31stSGアンダーライブ』

 

どうしても1つ選べないので、乃木坂から1つ、櫻坂から1つです。
 
 
 
●29thSGアンダーライブ

座長のでんちゃんのセンター曲が最高でカッコよかったし、やんちゃんのパフォの良さに感動したのも良い想い出。

みり愛ちゃんが卒業後に「乃木坂のダンスを託した」と言っていたでんたまやんの3人が全員超良いパフォーマンスをしていましたね。

『錆びたコンパス』でみんな一緒に手を突き上げたのもいい思い出だし、みっちゃんの力には驚いたし、りかちゃんの『風船は生きている』もかわちかったし、ゆりゆりとくろみんの曲中の表情の良さに言葉を失うほど感動したり。

そして終演した時にはまあやちゃんへのBig Loveで胸がいっぱいになりました。

(↓はまあやちゃんに最後にレターで送った内容から抜粋です)

 

まあやちゃんはライブでもダンスはあんなに格好良いのに、MCではとっても面白くて、いつも笑顔をもらっています。
アンコールで「まだ終わりたくない!私が責任取るからもう1曲やろうよ!!」って言った時の会場のどよめき。
いつだってまあやちゃんは予想のはるか上を超えてきます。
そのあとのまあやちゃんの「いつかアンダーライブを東京ドームで!」というスピーチが胸に響いて、泣き笑いしながら手の痛みを通り越して拍手を送り続けたのを今でもよく覚えています。

あの日のダブルアンコール、あんなに美しくて楽しい思い出をありがとう。
まあやちゃんにはこれまで何度も笑いと涙と、たくさんの勇気をもらいました。本当にありがとう。

 

 

わたしはまだアンダラ東京ドームの夢、諦めてないからな!


 
 ●2nd TOUR 2022 “As you know?”」 宮城公演Day1

未だにバイオレットとパープルの区別がつかない櫻坂ペンラの図



1週間前にチケットがまだ余っていると聞いて、友達を誘って宮城まで行ったライブでした。
噂には聞いてたけど、ペンライトを消すように指示があって真っ暗な会場で始まったライブ。
(イオンカード優先レーンに幾度となく抜かされて3時間並んで開始5分前までかかって買った大園玲ちゃんの推しメンペンライトを消さなきゃいけないのはそれはそれで悲しかった)
 
Day1はチケトレで取ったチケットだったけど、奇跡のアリーナど真ん中、花道最前の超良席。
始まってすぐに、櫻坂の”覚悟“みたいなものを感じて鳥肌が止まりませんでした。

 


 
ひとつひとつのパフォーマンスがすべて宝物で、大事に心の中にしまっておきたくなるようなものでした。

そしてそのパフォーマンスを活かすための演出とストーリー性。

最終的に公演(そしてアルバムの)タイトルである『As you know?』に戻ってくるまさに櫻坂の代名詞となるようなとっても素敵な”作品"でした。

その中であえてひとつ挙げるとしたら森田ひかるちゃんは本当にすごかったです。



この小さな背中でどれだけの想いを背負ってるんだろう。
それが真ん中に立つ森田ひかるちゃんへの最初の印象でした。
だけど、曲が始まると、その小さく見えてた背中がめちゃくちゃ大きく見えるの。
森田さんって肩甲骨の可動域めちゃくちゃ広いと思うんだけど、小さい体でそれを活かしてフリが大きくて速いっていうところにメロメロになっちゃいました。
目の前で、本当に目の前で見た『Nobody's fault』の森田ひかるのジャンプは一生忘れられません。

(ついでに言っておくと、生で見た顔面(言い方)で圧倒的優勝だったのが森田ひかると広瀬すずでした、どの角度から見ても強いの凄い、、、、、)

 
 
あのライブは多分、アリーナもしくはステージ正面のスタンドから浴びるのが正解な気がしていて、東京ドームの天空席(2日間とも!)では音響の悪さも相まって、宮城の衝撃を超えてこなかった部分もありました。

それでもあのパフォはすごかったです。

みんな、騙されたと思って櫻坂のライブに行こう。凄さは保証します。
 
 
あと、めちゃくちゃ余談だけど、ライブ後に仙台でちょっと美味しい小料理屋みたいなところを予約して、美味しい料理をたらふく食べて。
最後お会計しているときに世間話のつもりでマスターとその奥さんに「そこのユニフォーム、メジャー行く前のマー君のやつですよね、野球好きなんですかー?」って聞いたらそこから1時間野球話に付き合わされたのもいい思い出。
宮城県民、全員鷲尾ちゃん説。
 
 
 

舞台・演劇大賞


2022年に観劇した坂道関連舞台作品は次の通りです。

・3月1日『女優探偵』(配信)
・3月12日『カーテンズ』
・5月12日、25日『四月は君の嘘
・6月7日以降たくさん『CROSS ROAD
・9月7日『桜文』
・10月23日『舞台 キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』

『みんな我が子』の中止は悲しかった…。

 

この中で一番心に残ったのは、観るたびにえぐえぐ泣いてしまった『四月は君の嘘』です!
元々原作がめちゃくちゃ好きで、年に1回は『いちご同盟』(君嘘のオマージュ元の作品)を読んで『四月は君の嘘』を読みたくなり、君嘘を読んではいちご同盟を読みたくなる無限ループに陥るくらいです。

 

劇中のどの曲も最高に良いんだけど、『映画みたいに』の曲は毎回超泣いた。

『映画みたいに』の同じ「まるで映画のワンシーン」という歌詞が、シーンと場面によって全然違う意味を持つのです。

主人公の公生が歌うと自分の好きな人と自分の友達の並ぶ姿がとってもお似合いで、それに対しての自分の自信のなさややるせなさ、焦燥、淡い恋心の歌になる。

それに対してヒロインの宮園かをりの両親が歌うと、病気の娘に対するこのまま時が止まってほしいという無償の愛、切なる願いの歌になる。

こんなの何度見ても鳥肌立ってしまう。

 
生ちゃんの演技も凄くて、 「私と心中しない?」というセリフは引用元かつ本作のオマージュ元である『いちご同盟』とは全然意味が違っていて、一世一代の恋物語である君嘘では強がる宮園かをりのこれ以上ない愛の告白で、そのシーンの演技に完全にやられたわけです。

そしてバイオリンの音色を、表現を、感情を、その素敵な歌声に載せられたらこっちはもうなんも言えねぇ。 


いつか、ぜったいに、再演してくれーーーーー!!!!!

 

映像作品大賞


厳密にはすこし違うのかもしれないけど、『今、出来る、精一杯。』のトークイベント付き上映会です!

\
2021年のマイベスト映画である『サマーフィルムにのって』を観てから、まりっかの作品は可能な限りすべて追うようになったので、実はねもしゅー作品はこれが初めて。
見事に脳天ど真ん中をぶち抜かれました。
根本作品はクソみたいな人がたくさん出てくるけど、根本に人間への愛情持ったまなざしを感じられるところが好きです。
生きることを肯定してくれるからこそ、感情をぐちゃぐちゃにされた上で、不思議と前向きな気持ちで劇場を出られる作品でした。

 

トークイベントも万理華ちゃんと根本さんのお互いへのリスペクトをひしひし感じてとっても良かったです。

りっかのことも好きだけど、まりっか周りのクリエイティブも心の底から好きだ!!

 『宝飾時計』も楽しみ。
 
 


ラジオ大賞


こんなのもうやまかきの『Tokyo Speakeasy』一択!!

audee.jp

 

この2人、本当に好きな人に対してストレートに愛を伝えるの苦手そうなんだけど、2人の関係性においてはめちゃくちゃ遠回しに外堀を埋めていって埋めていって、気づいたら外堀がぐるっと2人だけを囲っていたような。
乃木坂工事中のバレンタイン回でお互いの気落ちをちゃんと確かめ合って、それを周りにもちゃんと認知させた後の2人の空気感って明らかに変わったような。

 

 私と明石さんの関係がその後いかなる展開を見せたか、それはこの稿の主旨から逸脱する。したがって、そのうれしはずかしな妙味を逐一書くことはさし控えたい。読者もそんな唾棄すべきものを読んで、貴重な時間を溝に捨てたくないだろう。
成就した恋ほど語るに値しないものはない。

とはわたしの大好きな小説の結びの言葉ですが、それでもあえて時間を無駄にしたくなるようなとっても甘美な”成就した恋”ラジオでした。

 

やまかきユニット曲(MV付き)、いつまでも待ってるよ。


雑誌・グラビア大賞

 『PlatinumFLASH』Vol.18の大園玲ちゃんです!!

 

 

大園玲ちゃん、きれいな卵型の輪郭も好きだし、目鼻立ちが有機物としても無機物としてもめちゃくちゃ整ってる感じがするの。

人間の感情って100%表情に出てくるわけではなくて、一定のフィルターにかけられて残った部分だけが表に出てくる。

だけど、大園玲ちゃんのお顔ってこれ以上減らす部分がないくらいめちゃくちゃ整っているからこそ、内に秘めている感情を出すときに、フィルターみたいなものが限りなくなくて、感情が99.9999%伝わってくる感じがするんだよね。

そんな玲ちゃんの魅力がバッチバチに出ているとっても素敵なグラビアでした。

 
ここまで書いてきてわかったと思うけど、わたしは大園玲ちゃんが好きです。
 
 
 


楽曲大賞

メインで使ってるAmazon Musicの坂道関連楽曲の年間再生回数を確認してみたら、『届かなくたって…』が坂道関係なくぶっちぎりで1位でした。

29thアンダラ期間中、横浜までの道のり往復ずっと1曲ループで流しっぱなしだったし、前述の通り心の支えになったライブだったので、この曲を聴いてはあの頃を思い出していたから当然かも。
 
ちなみに2位が『Out of the blue』だったけど、これはMVもだいたい1日1回は再生してるうえでこの順位なので、回数でいえばやっぱり一番聴いている楽曲かもしれない。
あと、パガニーニの『24のカプリース』が全体の11位に入ってて笑っちゃった。

老後はバイオリンでパガニーニ弾けるようになるの目標にバイオリン始めようと思います。
 


 
というわけで、2022年の坂道関連で自分の心に残ったものたちでした!

2022年は諸事情でもうひとつのライフワークであるJリーグの応援をサボっていたこともあってたくさん観劇とかライブに行けて楽しかったです。

2023年もいろんな推し事できますように!!
 

 

2022年乃木坂46個人的大賞発表会(推しへの愛が重い編)

年の瀬ということで、今年1年間の乃木坂46の活動のうち、特に心に残ったものを書き留めておこうという記事です。
 
今年も乃木坂ちゃんたちはあらゆる分野でたっくさんの活躍をしてくれて、わたしたちにいろんな感動や楽しみをくれました。
そんなたくさんの活動の中で、自分の心に一番残っているものを下記の項目にて、順番に発表していこうと思います。
 

【乃木坂工事中大賞】

2022年3月6日#350『褒めっこグランプリ 後編』
です!!!

 

 
乃木坂はユートピアである、ネバーランドである、という言論を目にすることがあります。
冠番組でただお互いを褒め合うだけ」という行為を放送することで(それも2週にわたって!)その空間が目の前に立ち現れてきたような気がします。
 
というお題目は置いておいて、、、、、
かきせーらの褒め合い、尊すぎません?????
 
こっち↓の記事でも散々書いたのでここでは割愛。
 
 
 

【ライブ大賞】

「10th YEAR BIRTHDAY LIVE」です!
これはDay1とDay2でどっちか選びきれなかった…!
4期生が生駒ちゃんと同じ舞台に立って『制服のマネキン』を披露してるのは、4期生推しとしては正直夢みたいな光景でした。
そして『ここにいる理由』。正直生駒ちゃんでOG登場あることはわかったけど、万理華ちゃんが来るとは思ってなくて。
でもイントロが流れる中でスモークの先にまりっかがいたのを見て時が止まったようで嬉しかったです。

 

そして!!
Day2ではついに4期生16人揃った『I see...』を生で浴びることができたのでわたしは”そっち側”の人間になりました。強く生きていけます。
あと、『4番目の光』での聖来ちゃんの表現力がとっても雄弁で終始鳥肌立ったのを覚えてます。

 

ちなみに次点は「新内眞衣卒業セレモニー」です。
まいちゅんらしいトークコーナーや妄想結婚式も最高だったし、ついに『Out of the blue』を生で観れたライブでもあります。
まいちゅんの猫パンチ超可愛かったな、次は欠席だったまゆたんも揃った披露が見たいです、4期生ライブのチケットください、、、!

 
 
 

【舞台・演劇大賞】

これは色んな意味で『CROSS ROAD』です。
一時期この舞台の感想つぶやくBotみたいになってた時期があったし、結局6回くらい観に行ったのかな。
 

 
バイオリニスト・パガニーニは自分の才能のなさを痛感し、悪魔と契約するというルビコン川を渡るわけです。
そしてこのミュージカルの作り手、演じ手たちもみなきっと”表現”のためになにかしらを犠牲にしてきた人たちだからこそ、こんなにこちらに刺さる舞台になったんだろうなあ。
 
初日、幕が上がっていっちばん初めに舞台に登場してきた聖来ちゃんを見た時の胸の高鳴りも、ソロのダンスシーンの感動も、絶対に忘れたくない。
聖来ちゃん演じるアーシャは作中唯一といっていいモデルの人物が存在しない役だからこそ、ストーリーテラーとして、そしてある意味でパガニーニの遺志を継ぐものとして、いろんな役割が与えられていた難しい役だったと思います。
 
 
休演になった後の宮田さんのアーシャを見ることで、その対比で聖来ちゃんの役作りをひしひしと感じたことを覚えています。

 
最近発売された『日経エンタテインメント! 乃木坂46 Special 2023』で聖来ちゃんが『CROSS ROAD』の話をたくさんしてくれたのがうれしかったです。
いつか資料映像の上演会でいいからもう1回観たい。
 
 

雑誌大賞

『月刊BLT 2022年4月号』の早川聖来さんの黒いドレスのグラビアです!
 

聖来ちゃんって人前に立つとき、基本的に役を入れているタイプ(飛鳥ちゃんの言うアンパンのヒーローの人の外面みたいな)だと思ってます。
だからこそグラビアにストーリー性みたいなものが感じられるんですよね。
1枚の写真としての物語性も、うつりゆく表情の変化も全部好きです。
 
インタビューでも5期生の話題になって「一番下の後輩の責任感」を心配していて。
(中略)一番下だからこそきちんとしなきゃいけないことは、すごく多いと思います。先輩たちに比べたらまだ信頼感もないし、だからこそ。一番下の後輩の責任感は、想像以上に重いんです。
この観点は自分には全くなかったんだけど、良い先輩だよね、本当に。
『GIRLS STREAM』でも5期生の話題になってこんなことを言っていました。
日本特有の「空気で察せよ」みたいな感じで、具体的に「それはこういうことだよ」と伝えない雰囲気があったりするので、そこは具体的にしっかり教えてあげたいなって。必要は苦労はした方がいいと思うんですけど、無駄な苦労はあんまりしてほしくないんです。
そんな聖来ちゃんと5期生の仲が最近徐々に仲良くなっているのがうれしくてしょうがない。
 
 
 

【モバメ・トーク大賞】

8月31日の聖来ちゃんのボイス、『ひと夏の長さより…』の弾き語りです。
 
この日まで3日間行われた神宮でのツアーファイナル。
参加しようかめっちゃ迷ったけど、友達がチケット取ってくれて3日間参戦しました。
 
4期生のJJFが楽しければ楽しいほど、好きロックのかっきーが輝いていればいるほど、そこにないものを思い出してしまって。
でも、まゆたんが聖来ちゃんのタオルを掲げてくれたり、聖来ちゃんのねこパンチ団扇を振っていたらかっきーがレスくれたり。
100%の楽しさとほんのちょっぴりのさみしさを抱えて家に帰ってきたときに届いたのがこのトークでした。
 
聴いた瞬間、自分の中の感情が整理される前にボタボタ涙流しちゃったことを今でもよく覚えてます。
いつだって聖来ちゃんからのトークに救われてるね。
 
 
 

【ラジオ大賞】

2022年10月2日「らじらー」です。
その時の想いはこっちの記事で。
 
ちなみに次点は「3色ジェラート」が決まった2022年12月18日の回です。
いつか絶対にユニット曲くれよな!!!!!!!
 
ただ、場面としてではなくて番組としてなら『Innovation World』ってとっても大事だなって思ってて。
イノフェスのときも思ったけど、川田十夢さんが聖来ちゃんの休業をとても肯定的に捉えて、それを言葉にしてくれることがファンとしてもとっても嬉しいです。
 
聖来ちゃんの口からも休業の話がよく出るラジオだし、なにより推しを追っかけることでこれまで知らなかったことをどんどん知れる、世界が広がる素敵なラジオです。
 
 
 

【楽曲大賞】

Out of the blue』です!!
もはや2022年の楽曲ですらないえこひいき丸出し選出だけど、好きなんだもんね。
 
今年もたくさん聴きました。
YoutubeのMV再生回数も800万回を超えてましたね。
 
イントロからばちこーん!とテンション上がる大好きな曲だからこそ、自分がつらいときとか悲しいときにテンション上げる用には使いたくないという謎のこだわりがあります。
なのでこの曲も楽しい時間をもーーーーーーっと楽しくしたいときに聴いてました。
 
MV観すぎて熱川プリンスホテル泊まりたくなってきた。。
 
これは来年への予言です。

 
 
 
以上、いかがでしたでしょうか。
途中からうすうす感づいてたかもしれないけど、実質「ベストオブせーら2022」なのでした!
聖来ちゃんのことが好きすぎて冷静な目で振り返れなかったので、今度『推し以外Ver.』をまとめようと思います。
(29thアンダラに櫻坂のツアー、『四月は君の噓』、『今、出来る、精一杯。』とか残しておきたい記憶がたくさんありますね)
 

 
そしていろいろあったけど、1年振り返ってみると今年も聖来ちゃんに救われて、支えられてたな、って感じちゃうね。
聖来ちゃんは復帰してくれた後、「ありがとう」と「ごめんね」の気持ちをたくさんファンに配ってくれているな、って感じる瞬間があります。
 
でも、ファンからしてみれば、いろんな選択肢があった中で、どこかで幸せに暮らしてくれるだけで十分だと思っていたのが、わたしたちの前にもう一度立ってくれて笑顔を見せてくれていること、それにどれだけ救われて、勇気もらっていることか。
どれだけ言葉を尽くしても言い足りないBIG感謝を抱きながら、聖来ちゃんにはただ楽しんで活動してもらえれば、そして幸せに生きてもらえれば、と願ってます。
(楽しい記事にしようと思ったのに最終的に愛が重いところに帰結してしまうオタク)
 
 
今年も1年楽しかったね!来年ももっと楽しくなりますように!!!
みんなも幸せに生きてくれよな!!!!
 
 
 

聖来ちゃん、おかえりなさい!!

早川聖来さんが帰ってきてくれました。
 

 
あの日FFさんのツイートを見て舞台の幕が突然降りたことを知ったときから、わたしの時計の針は止まったままでした。
 
それ以来、目が覚めたら寝ているうちに聖来ちゃんがどっかいなくなっちゃうんじゃないかって謎の心配をして、起きてすぐにスマホを開いたり、twitterのトレンドに「卒業発表」の文字があれば意味もなく心臓をバクバクさせたり。
その一方で、聖来ちゃんの人生を考えたときに乃木坂とは違う道を選ぶことが幸せなのであれば躊躇なくそうしてほしいとも強く思っちゃったり。
いろんなことをぐるぐる堂々巡り。
 
聖来ちゃんからたまに届くメッセージがとっても大事で、嬉しくて、ねこぱんをたくさんお迎えしたり、カエルの貯金箱でレター貯金を始めたり。
(いまだにすみだ水族館に行けていないのと、オレガノローズマリーのスープに失敗し続けているのは今後の課題です、、、)
そんな毎日でした。
 
 
考えてみれば、聖来ちゃんを推すなかで今まで知らなかったいろんな感情をたくさん知りました。
それはもちろん嬉しさとか愛しさのような方向にあるものがたっっくさんですが、ときにはそうではないものもありました。
 
乃木坂工事中はメンバーのみんなが楽しそうにわちゃわちゃやっている姿を見るのが勝手につらくて全然見れなかったです。
神宮最終日の夜に聖来ちゃんからきた『ひと夏の長さより…』の弾き語りを聴いたときには心が感情を認識する前にポロポロ涙が止まらなかったです。
 
でもそれは聖来ちゃんのことを推さなかったらもしかしたら一生抱くことのなかった感情だったかもしれないと思うとその感情すらまとめて心の中に大事にしまって愛してやろうという気にすらなります。
 
なんか推しに似てきているのかな、わたしも愛が重いってことなのかな???
 
 
そして帰ってきてくれた聖来ちゃん。
声を聴けただけで世界がこんなにも燦燦と輝いて見えるなんて、やっぱり『君の名は希望』です。
 
一方で、これだけこの日のことを心待ちにしてたのに、いざそうなると復帰が早すぎるんじゃないか、まだ本調子じゃないんじゃないか、とかいろいろ心配しちゃうの、本当にヲタクしてるなー、と思うのです。
 
でもずっと「大丈夫なの??」「無理しなくていいよ」ばっかり言われ続けるのもそれはそれでつらいことなので、わたしは聖来ちゃんを見守れる嬉しさを噛み締めながら、ただただ応援していこうと思います。
 

 
いろいろ書いてきたけど言いたいことはただ一つ!
聖来ちゃん、おかえりなさい!!!!
これからもよろしくねー!!!!!!
 

舞台『桜文』を観てきた(アフタートークを添えて)

 
『桜文』9月14日のソワレ@PARCO劇場を観劇してきました!

twitterでも感想をつぶやいたのですが、配信あるのにネタバレするのもあれだな、と思ったので、ネタバレ含めた感想をこちらに書き散らかしておきます。
(全編ネタバレあるのでこれから見る予定のある人は閉じてね&見終わってすぐにバーっと気持ちを書いたので乱文失礼します)
 
 
PARCO劇場は席の配置とか傾斜が見やすくて、舞台から近くて好きな劇場。
しかも今日はめちゃくちゃ前方の席だったのでほぼオペラグラスなしで楽しめました。
 
まず物販でとっても良いなって思ったのは、グッズで匂い袋があるところ。
その香りでいつでも舞台のことを思い出せるのってとっても贅沢。
わたしだったら絶対にチケットと一緒に保存して香りを移すと思う。
(わたしが行ったときにはもう売り切れで買えなかった、、残念、、、)
 
 
いよいよ幕開け、とりあえず感想を羅列しておくと、
・霧野先生/仙太役のゆうたろうさんのつるっとしたお顔と曇りなき眼が役に合いすぎていて、、、これは確かに情夫(まぶ)にしたくなりますね
 
・西条役の榎木孝明はダンディなのに嫉妬に狂う姿がセクシーでとっても良かった
 
・編集長役の有川マコトさんはとにかく声がよくて、作中唯一のコメディリリーフとして大好きでした。
 
 
そして肝心の久保史緒里さん。
宝珠楼に売られる前の雅沙子のいじらしさと笑った時の可憐さ。
花魁として高下駄でゆらりゆらりと歩く花魁道中の息をのむような美しさ。
気が触れてしまった場面での狂気の笑顔。
最後、霧野先生を刺してしまった時の表情、そして正気に戻った時の涙。
 
すべてが情念に満ちた久保史緒里さんのとっても素敵な演技でした。
 
(これはアフタートークの時のも触れられていて、小道具さんの失敗でもあるのでSNSであまり拡散しないでほしいとのことだったのでブログにこっそり書いておきますが)
ラストの桜雅が霧野先生を刺した後、正気に戻り自らの眼を潰すシーン。
凶器として使用していたのが仙太の作った桜のかんざしではなく、普通の櫛が握られていたように見えました。
これは手違いで桜のかんざしが用意されなかったのを、久保ちゃんがアドリブでさもそこに桜のかんざしが握られているように演技をしたとのこと。
わたしはすっかり演技に見とれていて、オペラグラスでアップにして観ていなければ絶対に気づきませんでした。
ないものすらあるように見せる圧巻の演技でした。

 
 
一方で、お話自体はめちゃくちゃぶっ刺さったわけではなかったのが正直なところ。
若干キャラクターがキャラクターしすぎている気がして、一人ひとりの登場人物が生きている人間というよりは物語を進めるためのコマに見えてしまった瞬間があった(というふうに感じてしまった)のがいまいち刺さらなかった原因なのかな、と思ってます。
・笑わない花魁、にしては嘘が下手だし、優しすぎるし、人に心開くの早くない?(久保ちゃんがインタビューであまり綺麗になり過ぎないように演じていたと言っていたのでそこらへんが原因かも)
・桜雅は本当に仙太や霧野先生を好きになったの?
・西条さんがここまで桜雅に入れ込む理由がいまいち見えてこない
っていうところあたりかしら(わたしの読解力が及んでいないだけかもしれません)。
 
ついでに、これは完全にわたしの問題ですが、たまたまいろんな作品を摂取したタイミングが悪かったような気もしています。
''届かなかった手紙''というテーマでは先日見た『Q』:A Night At The Kabukiでの松たか子上川隆也の演技が刺さりすぎてしばらくトラウマになったこと。
”身を削る創作”というテーマでは(わたしが聖来ちゃん推しというのが多分にあっての)舞台『CROSS ROAD』が喉につかえた小骨のようにいつまでも心の中でぐるぐるしていること。
”愛と情念”というテーマでは最近になって連城三紀彦『戻り川心中』を読み返してしまったこと(この本はこの世で一番美しい連作短編推理小説だと思うのでみんな読んでくださいお願いします!!)。
 
 
それでも見終わった後はいろいろなことをぐるぐると考えてしまいました。
まっすぐな眼が魅力的だった霧野先生が、第2幕でむくむくと湧く虚栄心でどんどん眼が濁っていく展開にはうならされました(桜雅はまっすぐな眼に惹かれたというのに!)。
また、禿(花魁見習い)の小鞠ちゃんに対して桜雅が「あなたは好きな人と幸せになるんだよ」って抱きしめるのは、桜雅の優しさや身の焼けるような無念さを示している一方で、ちいさな小鞠ちゃんの将来に対するあまりにも無慈悲な呪いの言葉でもあるような。
 
結局、吉原という嘘を土台に成り立っている舞台での物語だから、嘘をつかなかった人であるところの桜雅や霧野先生/仙太(広義では西条さんもなのかな)は不幸せになっていき、上辺だけの言葉を交換しあう若き編集者と花魁は幸せ(に見える)大団円を迎える対比を感じてしまったり。
 
そしてそのうえで、(わたしがミステリ脳過ぎるのが原因だと思うんだけど)作中作の形式をとっている手紙の内容が本当に真実なのか、それとも見たかった現実かもわからないところが面白いなぁって。
本当に桜雅は仙太もしくは霧野先生のことを慕っていたのかな、それとも穢れを知らなかった"あの頃の自分"が好きで忘れられなくて、それを無意識のうちに霧野先生/仙太の眼に見出していただけなのかな。
 
 
 
、、、とまあいろいろ書いてきましたが、間違いなく何か感じることのある作品ですし、セットが豪華で演出も映像効果もよく練られているので、配信でも楽しめる作品だと思います。
今からでもチケットは取れるようだし、配信も決まったのでご興味ある方はぜひ!

 
 
 
(こっから先はおまけ)
そして今回の公演ではアフタートークがついていました!
この日のゲストは「久保史緒里 石田圭祐 阿知波悟美 石倉三郎 寺十吾」という宝珠楼の人々+演出の寺十さんという面々。
 
内容を覚えている範囲で書いておきます。
(メモなどしてなく記憶の限り書いているだけなので、内容に間違いがあってもご容赦ください)
 
「久保ちゃんから見た印象」
>石田さん
とにかくかわいい人。楽屋でも若い女優と積極的にお話しされている。
(石田さんご本人曰く「精神年齢が一緒なんだよ!」)
 
>阿知波さん
普段から救われていて、着物が着崩れているときに直してくれる。
野菜や果物を切って持ってきてくれる。
 
>石倉さん
裏で作中出てくる「私のこと好き?」ってセリフでほかのキャストに延々絡んでて、ゆうたろうさんがよく相手している(?)
 
>寺十さん
感情を言葉で表現できないときにとっても助けてもらった。
 
 
「周りのキャストから見た久保ちゃんの印象」
From 石田さん
稽古の始まりから、絶対に忙しいはずなのに、しっかりセリフを覚えていてびっくり。
気持ちに応じて音がコロコロ変わる、声に感情が載っている。
 
 
From 阿知波さん
稽古中はコロナ対策もあってあまりおしゃべりもできず、着替えなども密にならないようにしていたため、あまり話せなかった。
なのに小屋入りしてから挨拶するだけで、とっても笑顔になってくれる。
 
 
From 石倉さん
自分が21歳の時は死体役とかやってたのに、同じ歳でPARCO劇場で主役で花魁役を立派に務めるなんて尊敬!
 
 
 
そのほかで印象に残った話は↓のとおり。
・久保ちゃんとしては、まだまだ舞台での余裕がないと感じていて、稽古の時にさらっと演技を変えてくる諸先輩方から多くのことを学んでいるとのこと。
・物干し台の上で仙太と雅沙子が「ワッハッハ」と笑うシーンは日を経るにつれてどんどん笑い声が大きく、長くなっている→ゆうたろうさんに負けないように久保ちゃんもどんどんエスカレートしていっているらしい
・石田さんも阿知波さんも観客の大多数が男性である光景を見ることがないため、とっても珍しいなぁって(阿知波さん曰く、「久保ちゃんすごーっ!」)
 
 
以上、乱文失礼しました!